サイボーグ技術

NHKでサイボーグ技術の特集がやっていた。
今現在、ある程度の情報を脳から抽出できるようになっているらしい。
現在、人間で実験的に実現(使用)している技術で、考えただけで動かせる技手、カメラで映像を取り込む義眼などがあるようだ。


ラットでの実験では、人間が意図的にヒゲの感覚をつかさどる脳を刺激し、(人間の)希望通りの動きをしたときに、快感神経を刺激して「報酬」を与える。という方法でラットをパソコンで遠隔操作できるように出来たらしい。


これってすごい技術だと思う。
たとえば、視覚神経と運動神経を上手く使えば攻殻機動隊で出てくるような、パソコンなどを使わないネットへの接続も夢ではない。もちろん身体の完全義体化(機械化)も夢じゃない。
他にも、海馬のICチップ化も進んでいるらしく、記憶をパソコンに保存したり、人と交換したりすることも、近い将来可能ではないかと考えられているらしい。


すごい反面、たとえば、ある人が死んで、その人とまったく同じ記憶を持った人造人間を作った場合、その人はどういう扱いをすればいいのか。などなど色々な問題も多くあるようだ。実際に脳(一部)を機械を置き換えるってことも数年内に実現できそうだって感じで締めくくっていた。


漫画の銃夢で出てくるような脳の代わりにICチップが頭の中に入っている人(本人は頭の中身がICチップとは気づいていない)なんてのも技術的に不可能じゃなくなるようだ。


身体障害者や、精神的な病気、先天性の障害を持った人には希望に満ち溢れた技術だけれども、道徳的な問題がものすごく大きそうな技術ではあるな。でも、こんな技術の研究に携われたらいいなと考えてしまうのは理系だからだろうか。道徳的な問題よりも、実現できるかもしれない技術に魅力を感じてしまう。